2016年6月9日に、日本で発見された新元素の命名が正式に発表されました。
その名は、【ニホニウム】です。
新元素が発見され、当初の有力だった名前は「ジャポニウム」だったのですが、日本語発音に近い【ニホニウム】で決定されたそうです。
ニホニウムって何?
この表を見た事ありますよね?理科で勉強しましたね。
この、表は元素周期表と言う名前で、子供の頃「水兵(すいへい)、陸兵(りいべい)、僕の船・・・」と元素記号で、文章を作り覚えさせられましたよね?
ニホニウムは113番目の元素のことで、今まで物質の確認はされてたのですが、どのように出来ているのか分かってなかったのです。
2004年に理化学研究所チームにより発見、立証され、2016年にニホニウムと命名されました。
ロシアのチームも発見していた?
日本チームと同じ年、2004年にロシアの原子核研究所が、別の手法により発見したのですが、113番目の元素であることの裏付けが不十分と判断されてしまい、日本チームが命名権を獲得しました。
私たちの生活に役立つの?
ニホニウムの発見により「私たちの生活にメリットはあるのか?」と聞かれれば、今の所ほとんどありません。新たな元素を発見しようと、各国の研究者が競い合っていますが、それが私たちの生活に役立てられるのは、まだまだ先のようです。
どのようにして出来るのか?
簡単に言うと、30番元素「亜鉛」と83番元素「ビスマス」を気体充填型反跳分離器(詳細)を使って、超高速でぶつけると、113番元素「ニホニウム」ができます。
日本初の新元素、理研が発見 国際認定へ 米露の共同研究チームを退けて認定される見込み https://t.co/bYem3kAt5K pic.twitter.com/6vJlSL3V6A
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2015年12月25日
最後に
日々、化学が進化しているのは確かです。今のところ、この「ニホニウム」は私達の生活に役立つものではありませんが、何十年後には、役に立って欲しいですね。
via:理化学研究所
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