どうも、ユウです。
以前の記事で、「無料ブログはSEOに弱いので、上位表示されにくい」と書きました。
そしてその理由は「ドメインにある」と。
無料ブログとWordPressはこんなに違う!メリット・デメリットを比較してみた。
無料ブログとWordPressの比較記事
そこで今回は、ドメインについての説明を交えながら、なぜ無料ブログは上位表示されにくいのかを解説していきます。
ドメインとは?
ドメインとは簡単に言うと、「ネット上の住所を分かりやすくするもの」です。
もう少し詳しく解説すると、インターネット上にあるコンピューターを特定するために『IPアドレス(ネット上の住所)』と言うものが使われています。『123.45.67.89』のような数字の羅列です。
ドメインはこのIPアドレスと紐付けて、分かりやすく(覚えやすく)するためにあります。
『135.62.978.40』というなIPアドレスより『hogehoge.com』というドメインの方が分かりやすいですよね?
これがドメインです。
つまりネット上の住所の代わりということなので、同じ住所がたくさんあったら、手紙や荷物はどこに届ければ良いのかわからなくなりますよね?
なので、ドメインはそれぞれ、世界に1つしか存在しません。
独自ドメイン
独自ドメインとはつまり、自分独自で取得している、世界に1つの住所ということです。
一方、独自ドメインじゃないドメインの事を『共有ドメイン』と言ったりしますが、簡単に言えば、無料ブログなどで渡されるドメイン(URL)のことです。
アメブロでアカウントを開設すると『ameblo.jp/yu-blog/』と言うよなURLが貰えます。このURLはもちろん世界に1つだけですが、ドメインの部分(ameblo.jp)は全員共通(共有)です。
つまり自分独自のドメインではないということですね(運営会社からすれば独自ドメインですが)。
共有ドメインはSEOに弱い?
なぜ、共有ドメインはSEO(検索エンジン)に弱いと言われているのでしょうか?
それは、検索エンジン、つまりGoogleが『検索結果の多様性』を重視しているからです。
どういう事かと言うと、検索されたキーワードに関して、より優れたコンテンツを提供しているブログ(サイト)を上位に表示させるのは当然のことですが、検索しているユーザーの本当の気持ち(欲求)を完璧に理解することは出来ません。
なので、検索結果に偏りがないように、ニュアンスを変えて検索結果を表示させるわけです(キーワードによる)。
そうすれば、1位のブログでは満足しなかったユーザーも2位、3位のブログなら満足してくれる可能性があります。
では逆に、検索結果に多様性がなかったらどうなるでしょうか?
例えば『ドメイン』と検索してきたユーザーは、ドメインの事を知りたいのか、ドメインを取得したいのか、分かりませんよね?
でもGoogleが勝手に『ドメインを取得したいんだな』と判断してしまっては、ドメイン取得に関する記事しか表示されないということになります。
ユーザーはドメインの取得ではなく、ドメインとは何か?を知りたがっていたのにも関わらずです。
こういった事態を避けるために、Googleは検索結果に、ある程度の多様性を持たせているんです。
それがどう共有ドメインに影響するのか?
ドメインが同じ(共有)だということは、Googleからすれば、1つの大きなウェブサイトとして認識してもおかしくありません。
アメブロなら、見方によっては、ブログ1つ1つがameblo.jpという巨大なサイトのページの1つだという解釈も出来てしまいます。
そうなれば、Googleは検索結果に同じサイトだけを表示させるわけには行きませんよね?多様性がなくなってしまうので。
だから、無料ブログ(共有ドメイン)が検索結果に表示されるのは1〜2個だけなんです。
無料ブログを使うというのはそれだけハンデを背負っているということです。
無数にある共有ドメインのなかで、自分の記事が1〜2個に入らなければ、決して上位表示されることはありません。
これが、無料ブログがSEOに弱いと言われる所以です。
独自ドメインはSEOに強い?
じゃぁ独自ドメインにすればSEOに強くなるのか?と聞かれれば、答えは・・・
半分Yesです。
しばしば、「ドメインの強さ」と表現されることがありますが、ドメインそれぞれにも強い弱いがあります。
簡単に言うと、古いドメインは強い可能性が高く、新しく取得したドメインは例外なく弱いです。
古いドメインが強いとされるのは、リアルで言うならば『老舗』という立場にあるからです。
長期間に渡ってそのドメインが使われているというとこは、それだけ歴史があり、その分、良質なコンテンツも提供しているはずだとGoogleは判断します。
長くやっていればそれだけ、被リンクの数も増えているでしょうから、その点でも、Googleからプラス評価を貰えます。
まぁ老舗でもやっちゃてるところもあるので一概にはいえませんがね・・・。
逆に新しく取得したばかりのドメインは、いわゆる『赤ちゃん』です。
赤ちゃんが大人より弱いのは当然ですよね?リアルで言い換えれば、新規参入してきたばかりの企業が、古くからやっている大手に、簡単に勝てないのと同じです。
だから、「独自ドメインは全て強いのか?」と聞かれればNOということになります。
独自ドメインは育てていけば強くなるというのが正解です。
中古ドメインは強い?
ドメインには所有者を失った、中古ドメインというものがあります。
先の話で言えば、中古ドメインは、新しく取得するよりも古いドメインですので、強い可能性はあります。
ですが、全ての中古ドメインが強いかと言われれば、そうとは限りません。
古いというアドバンテージはありますが、前の所有者が、どんな使い方をしていたかによって、強さは変わってきます。
前の所有者がそのドメインを使って、Googleからスパム判定を受けていたら、そのドメインは強いどころかスパムドメインです。最悪の評価からのスタートになります。
例えば、別の町に引っ越しをしたとしましょう。
引越し先の住所(家)に前住んでいた人が、ご近所から最悪の評価を受けていたとしたら、あなたには全く関係なくても、近所からは「あの家に住む奴はろくな奴じゃない」というマイナス評価からスタートすることになります。
固定概念で凝り固まっている人と打ち解けていくのは、簡単なことじゃないですよね?
なので、中古ドメインはある意味ギャンブルな部分もはらんでいます。
もちろん以前の所有者がしっかりと運営していたドメインなら、いきなりドメインパワーの恩恵を受けられるかもしれません。
どうやってドメインを強くするのか
独自ドメインを強くする方法は、コツコツと良質なコンテンツをアップし続けることです。
ドーピングのような技もあるのはあるんですが、そのドーピングをするにもまずは、良質なコンテンツを作っていく必要があります。
元々、練習もしていない素人が、ドーピングをしたところでプロには勝てません。
それと一緒で、ある程度のレベルに達してからでないとドーピングも意味がありませんので、そこはしっかりとコンテンツを作っていく必要があります。
諸説ありますが、約6ヶ月(半年)はドメインが弱い状態だと言われています。
この間は本当に辛いのです。どんなにいい記事を書いても全然アクセスが伸びません。1日に何本書いても全然です。
当然ですよね?検索結果に表示されていないんですから・・・。
多くの人はここで挫折します。
書いても書いてもアクセスは来ません。1日0PVなんてのもザラにあります。つまり誰も見ていないということです。
そんな状況で良質なコンテンツをアップし続けることに疑問を感じてきます。
自分が思い描いていた理想は、ブログを書き始めて1週間もすれば、徐々にアクセスが増え始め、そのまま右肩上がりで増え続ける事を想像します。
ですが現実は、アクセスが全く来ない。多くて10PV。そんな状況が半年ほど続きます。
それなりの精神力が無いと続けられないのは正直なところだと思います。
でも諦めずに、記事をアップし続けていればある時を境に、アクセスが増えてきます。
そうなれば今まで書いてきたコンテンツ達が、徐々に上位に上がってきて、アクセスを集め始めます。
もちろん、しょぼい記事ばかりをアップしてきてたら、アクセスは来ませんよ。良質なコンテンツを提供し続けた結果、実になるんです。
有名ブログ、アクセスを集めているブログも、初めは全くアクセスの無いところから始まっています。
それでも諦めずに続けてきたからこそ、今があるんです。
独自ドメインを取得して、ブログを書き始めたら、とりあえず半年、半年は書き続けることを目標にしてみてください。
それがドメインを育てるということです。
まとめ
最後の方、ドメインとは関係なくなってたのを無理やり繋げた感が否めないですが、大事なことなので書いておきました。
これである程度ドメインのことは理解できたと思います。
というかドメインのことなんて知ってなくてもブログは書けるので、今回説明したことだけで十分です。
最終的に僕が言いたいことは、
「ブログやるなら独自ドメインを取得して育てていこう」
ということです。
それでは今日も良質なコンテンツをアップしていきましょう。