関西地方では、夫の配偶者のことを人前で「嫁(よめ)」と呼ぶことが多いですが、テレビの影響もあって、関東地方でも「うちの嫁」「オレの嫁さん」という人が増えているようです。
少し上の世代に聞いてみると、「うちの妻」「うちのカミさん」「うちの家内」など人によっていろいろな呼び方がありますよね?
でも、どれが正しいのでしょうか?
今回は、パートナーの正しい呼び方について解説します。
女性パートナーの正しい呼び方
自分の妻や友人の妻のことをどう呼ぼうと、気にすることはないと思いますが、上司や取引先、お客さまとなると一般常識的に正しい呼び方があるのではないでしょうか?
妻・嫁・家内などを辞書で調べてみると
妻
夫(自分)の配偶者
嫁(嫁さん)
息子の妻
奥さん(奥様)
相手(他人)の妻、既婚者と見える女性
家内
家の中で暮らす人、亭主の妻
カミさん(上さん)
商人の妻、その家の女主人
女房
妻のこと、朝廷に仕える女官
関西地方では、「うちの嫁」など「嫁」=「妻」と認識がありますが、正しくは、自分の妻ではなく自分の息子の妻ということになります。
男性パートナーの正しい呼び方
「うちの旦那」「おたくのご主人」など、どう呼べば一般常識的に正しいのでしょうか?
夫・旦那・主人などを辞書調べてみると
夫
女性を「妻」というのに対し、男性を言う語
主人
家の長、店の主(あるじ)、自分の仕える人
旦那
お布施をする人、商家の奉公人が自分の主人を敬っていう語、男の得意客、自分や他人の夫
亭主
その家の主(あるじ)、夫、茶の湯で茶事を主催する人
「主人」よりも「旦那」のほうが丁寧な呼び方です。
訪問先などで「ご主人はいらっしゃいますか?」と言うよりは、「旦那さんはいらっしゃいますか?」の方が丁寧ということになります。
まぁ、言われたほうは違和感を感じると思うので、「ご主人」と言ったほうが良い気はしますが・・・
まとめ
日頃から、「うちの妻」「うちの夫」などと言っておくと、仕事の時などに正しい日本語が使えます。
正しい日本語が使えると、「仕事ができる人」と、思ってもらえるかもしれませんね。