冷たいものが大好き?それ、もしかして氷食症かもしれません

毎日、暑い日が続いていますね。暑さが増してくると「無性に冷たい物を食べたくなる」という人が多いと思います。

「冷たい物が好き」というのは、ただ好きなだけだと思っていませんか?

もしかしたら、「氷食症(ひょうしょくしょう)」という病気かもしれません。

「氷食症って何?」という方に、今回は、氷食症の症状・原因・予防法を説明します。

氷食症の症状

氷食症の症状は、とにかく氷やかき氷、アイスなどの冷たいものを食べずにはいられないことです。

氷食症そのものの問題はお腹を下すこと程度で済みますが、鉄分の不足が原因とされているので、次第に貧血の症状がでてきて、気がつかないうちに貧血の症状がひどくなっていってしまうことがあります。

貧血の症状として、疲れやすい、頭痛、食欲不振、息切れ、動悸、顔色が悪い、めまいや立ちくらみ、記憶力の低下、寝起き寝つきが悪いことなどがあげられます。

氷食症の原因

主な原因は、鉄分の不足によっておこる起こる貧血だと言われています。「なぜ鉄分が足りないと氷が食べたくなるのか?」は、まだよく分かっていません。

貧血により赤血球の量が減り、赤血球の働きが低下する事で酸素不足状態になり、自立神経に狂いが生じて体温調節がうまくいかなくなることがあります。

そうすると、口の中の温度が上がってしまうことがあり、熱くなった口の中を冷ますために、ついつい冷たい物を食べてしまうという説があります。

また、鉄分の不足により食べ物の好みが変わり、冷たい物を食べてしまうという説もあります。

氷食症の予防

鉄分不足の貧血が原因の氷食症の予防は、一般的な貧血の予防と同じです。特に大事なのは食事です。

レバーやほうれん草、小松菜などの鉄分の多い食材を摂る事です。また、鉄の吸収を助ける働きのあるビタミンCが多く含まれている食材を同時に摂る事をオススメします。

鉄は胃液が多く分泌されると吸収されやすくなるので、お酢などを使った酸味のある食事を摂る事もことも効果的と言えます。

 

まとめ

氷食症の症状がある場合は、病院に行ってください。血液検査をする事で、貧血かどうかはすぐに分かります。

まずは原因をはっきりさせる事で、予防や対策を考えることができるので、症状がある場合は、必ず病院に行ってくださいね。

(by old-staff)

新着記事

もっと読む