薄毛につながる「頭皮湿疹」の種類とは?

いつも頭がかゆいですか?

「汗をかいているから仕方ない」「我慢できるし心配ないか」といって、そのまま放っておく人も多いでしょう。

もしかしたら、そのかゆみは、頭皮トラブルが進行しているために起こっているのかもしれません。

頭皮のトラブル「頭皮湿疹」には、いくつかの種類があり、放置しておくと抜け毛にもつながることもあります。

今回は、薄毛につながる可能性がある「頭皮湿疹」の種類や対策などについて紹介します。

頭皮湿疹の種類

脂漏性皮膚炎(しろうせいしっしん)

脂漏性皮膚炎というと、赤ちゃんがなりやすい頭皮トラブルというイメージがありますが、大人でもなりやすい皮膚炎です。

特徴

脂漏性皮膚炎は、皮脂分泌の多い頭部や顔面に、フケ様の付着物を伴う湿疹や、薄いかさぶたのようなものを伴う紅斑が見られるのが特徴です。

かゆみは、全くかゆくなかったり、ひどくかゆくなったりと症状に個人差があります。

対策

刺激性食物を避け、ビタミンB2やB6を十分に摂取し、低刺激性のシャンプーやリンス、石鹸などを使うと症状が治まる事があります。

洗髪後はタオルだけではなく、ドライヤーを使用して髪を乾かすといいでしょう。

かゆみがある場合は、かきむしってしまうことで炎症が悪化してしまいますので注意して下さい。

接触性皮膚炎(かぶれ)

接触性皮膚炎は、一般的に言うと「かぶれ」です。

シャンプーやパーマ液・カラー剤などが原因で起こる場合があります。

特徴

シャンプーの香料やカラー剤などに含まれている、パラフェニレンジアミンという成分などが原因となることがあります。

かゆみがあるのが特徴です。

対策

接触性皮膚炎の一般の治療は接触を避けることです。

触れば触るほど悪化します。

そして塗り薬で対処します。

症状がでたら、使っていたシャンプーやパーマ液・カラー剤など使用しないようにしましょう。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は、身体の部分に出るイメージがありますが、頭にもできる場合があります。

蕁麻疹の種類としては、アレルギー性蕁麻疹、非アレルギー性蕁麻疹の2種類です。

特徴

皮膚が何らかの刺激を受けて赤くなって、腫れ・かゆみなどの症状がでます。

他の発疹や痒みを伴う皮膚疾患と違い、症状は短く数時間程度で、長くても数日で治まるのが特徴です。

対策

蕁麻疹は強い痒みを伴いますが、氷で冷やすことである程度抑えられます。

しかし、冷やし過ぎは禁物です。

体調が悪いと、どのタイプの蕁麻疹も起こりやすくなりますので、規則正しい生活を守り、十分な睡眠を摂りましょう。

まとめ

フケかゆみ用のシャンプーや頭皮湿疹用の軟膏などは薬局で簡単に手に入りますが、自己判断はなるべくしないでください。

異変を感じたら、まずは医療機関で診てもらいましょう。

頭皮トラブルは抜け毛の原因になることもあるので、手遅れになる前に、頭皮のケアをしてあげましょう。

(by AGA)

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